【株式投資入門】株価下落時の3つの選択肢
【株式投資入門】株価下落時の3つの選択肢
株式に限らす、投資信託や外貨、コモディティといった金融資産への投資・投機を始めると、投資対象の金融資産の毎日の価格変動が数字で露骨に見えるようになります。
これは通帳に書かれた数字が勝手には変わらない預貯金ばかりしてきた人にとっての第一のハードルと言ってもよいでしょう。
価値が上がるほうへの変動であれば見ていて気持ちが良いかもしれませんが、金融投資の世界は皆さんご存じの通り、都合の良いことばかりではありません。
もちろん、投資した時の額より評価額(現在の価格)が下がる可能性は十分にあります。
しかし、そんな価格の下落局面においても対処法を知っていれば、損失の拡大を防止したり、場合によっては逆に大きな利益を得ることができる可能性もあります。
今回は、そんな株価下落時に投資家がとる3つの選択肢についてご紹介します。
注意:
この記事では、高リスク資産に類する株式及び、その投資について扱っております。
投資はあくまで自己責任で行うものです。また,当ブログは特定の投資行為を推奨するものではありません。ゆえに当ブログでは一切の責任を負いかねます。
詳しくはブログポリシーをご確認の上ご了承ください。
以下にそれぞれの手法について、以下で詳しく見ていきましょう。
難平(ナンピン)買い
難平買いは、株価が下落している時に投資家が追加購入する戦略です。(買い増し)
これは、株価が一時的に下落していると考え、企業の長期的な成長見通しや価値が変わっていない場合に有効な手法です。
難平買いを行うことで、株の平均取得単価を下げることができます。
つまり、追加の購入価格が低くなるため、株価が回復した際には利益を上げやすくすることができる可能性があります。
ただし、さらに価格が下落した場合、損失の幅も保有株数に応じて拡大していきます。
そのため、対象銘柄の株価が継続して下がり続けている場合や明らかに財務状態が悪いと判断する場合は避けるべき手段とも言えます。
難平買いは損得どちらに転んでも振れ幅が大きくなる選択肢です。
そのため、対象銘柄の株価が継続して下がり続けている場合や明らかに財務状態が悪いと判断する場合は避けるべき手段とも言えます。
難平買いは損得どちらに転んでも振れ幅が大きくなる選択肢です。
そのため、十分な情報の収集と分析を必要とし、そのうえで的確な投資判断が行える場合にのみ行うべきでしょう。
損切り
損切りは株価が下落した場合に、一定の損失を認識し売却する戦略です。
損切りの目的は、損失を最小限に抑えること、すなわちポートフォリオのリスク管理です。
損切りの際には、あらかじめ設定したルールや目標損失額に基づいて行うことが重要です。
感情的な判断や株価の一時的な変動に惑わされず、冷静な判断を行うことが必要です。
また、損切りはリスク管理の一環として重要な要素であり、投資戦略に組み込むことが推奨されます。
しかし、実際に損失が確定することが分かっているにもかかわらず、売却を決心するというのは人間の心理としてもなかなか難しいことです。
しかし、実際に損失が確定することが分かっているにもかかわらず、売却を決心するというのは人間の心理としてもなかなか難しいことです。
そのため投資家は損切ができるようになってからが一人前ということさえ言われています。
大きく前進するためにも、時には退却という英断が必要な場合もあるのかもしれません。
塩漬け
難平、損切ときて最後にご紹介する選択肢は塩漬けです。
塩漬けは、株価が下落した状態で保有し続けることです。
塩漬けと聞くとキュウリのお漬物を想像しますが、つまりは何もしないこと、放置の事です。
塩漬けを選択する理由は様々です。
例えば、株価の下落が一時的なものであると予測される場合や、企業の長期的な成長が期待できる場合に塩漬けを選ぶことがあります。
また、売却に伴う手数料や税金が高額な場合や、他の投資機会が見つかっていない場合にも塩漬けを選ぶことがあります。
また、そもそも売買ではなく保有し続け、インカムゲインを目的としている場合も塩漬けを選択する場合があります。
ただし、塩漬けはリスクを伴う選択肢であり、株価が更に下落した場合には損失が拡大する可能性があります。
株価が予想に反して、予定よりも下がりすぎてしまった!!という場合に、売りたくても今からでは売ろうにも売れない株の事を「塩漬け株」なんて呼ぶこともあります。
塩漬けは、難平も損切もできなかった場合の最終手段ともいえそうです。
まとめ
今回は、価格下落時の選択肢として難平、損切そして塩漬けの3つをご紹介しました。
これらの選択肢と特徴を知っておくことで、実際の下落時により冷静に対応することができるでしょう。
しかし最終的に大切なことは、その時と状況に応じた最も妥当(マシ)な判断を下すこと。
そのためには、投資対象に日々興味をもちこまめな情報収集と分析が必要とされます。
ここが、全体の指標を対象としたインデックス投資と個別株の大きな違いの一つと言えます。
良き情報は、よき分析そしてよき判断の源です。
それでは、さよなら,さよなら、さよなら。。。
それでは、さよなら,さよなら、さよなら。。。
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