マネーリテラシー概論 超入門 【第0回】投資の大前提 投資をしないほうがよい人の特徴4選
マネーリテラシー概論 超入門 【第0回】投資の大前提
投資をしないほうがよい人の特徴4選
この記事はマネーリテラシーシ概論リーズの第0回です。
もともと第1回のガイダンスからがシリーズの始まりでしたが,私なりに考え直してこのシリーズの対象となる方の条件についてお知らせすることとしました。
ということで第0回の今回は投資を考えている人が,投資を始める前にまず考えるべき大前提についてご紹介します。
注意:
投資(+投機)はあくまで自己責任で行うものです。また,当ブログは特定の投資行為を推奨するものではありません。ゆえに当ブログでは一切の責任を負いかねます。
詳しくはブログポリシーのページをご確認の上ご了承ください。
投資をしないほうがよい人の特徴
資産運用を考える上で,投資と言う選択肢は有力な候補となりえます。
しかし,それ以前に投資を選択肢に含めるべきかどうかを現状を踏まえた上で判断する必要があります。
このマネーリテラシーシリーズでは第1回の資産運用の意味・必要性から始まり,身近な運用方法,そして”投資”に含まれるような少し発展型の運用方法について順にご紹介します。
その中で,「どこまでが自分の現状にあった運用方法なのか?」や「果たして本当に投資という選択肢を取る必要が今の自分にあるのか?」という判断の材料についてご紹介します。
1.借金がある人
借金がある人は当然投資なんてするべきでないことぐらいわかっている!
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし,ここでは借金のすべてがいけないというわけではありません。
例えば,事業・不動産購入のために銀行から借り入れがあるが,その借入額が資産残高を十分に上回っているという場合。
お金は借りているけど,今すぐにでもあらゆる資産を現金化すれば全額返済できるという状況であれば,それ以外の余剰分を運用することに問題はありません。
逆に,借金の返済しなければいけない額が現状の資産残高を上回っている場合。
この場合は間違いなく投資に手を出さないほうが良いでしょう。
このような人は将来のお金のことではなく,目先の借金を減らすことに注力すべきです。
2.生活に余裕がない人
こちらも基本的には先程の1の考え方と同じです。
現状の生活で精一杯な人。十分な貯蓄がない人。
これらの人には投資という選択肢は向いていません。
”今のお金”のことを考えることに注力しましょう。
目安として,額面での月収3ヶ月分から生活費3年分の蓄えがあれば,それを超える部分について投資しても問題ないと一般には言われています。
これがいわゆる生活防衛資金と呼ばれるものです。
かなり幅がありますが,これはやはり個々人の現状を踏まえた額を決定すべきです。
そして大事なことは,有事の際以外この生活防衛資金には一切手をつけないこと。
投資の種に用いるなんてことは考えてはいけません。
ちなみに心配性な私の場合は生活費3年度分以上の額を生活防衛資金として設定しています。
その大部分はちょっと特殊だけど有事の際には引き出し可能な定期預金で運用しています。
3.ご年配の人
これまでの話の流れからすると,お金に余裕がでてきた老後ならむしろ投資に最適な時期なんじゃないか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし,ここで考えるべきは投資の必要性です。
別の回でも解説しますが,投資とは未来のお金を増やすために今のお金を投じる行為です。
いま十分なお金を持っている人はお金を増やすことより,お金を有意義に使い今を楽しく過ごすことを考えるべきです。
結局のところお金は道具でしかありません。
道具は使ってなんぼです。
加えて,お金だけ持っていて十分なマネーリテラシーを持ち合わせていないご年配の方は合法な範囲のものも含めて詐欺の被害にあいやすいです。
相談しやすいマネーリテラシーのある家族や知り合いが身近にいない場合投資のことは考えないほうが良いでしょう。
ただし例外として,子供や孫に相続予定の資産について十分なリテラシーがある場合に限り相談しながら一緒に考えながら投資をすると言うのはむしろ趣深いのかもしれません。
4.絶対に損をしたくない人
最後に資産状況や必要性に関係なく,心理的な面でのお話です。
絶対に損をしたくない!という方は投資なんてやめましょう。
投資をしていれば必ずと言ってよいほど,どこかのタイミングで何らかの形で損をする場面に出会うことでしょう。
このことに耐えられない人は投資をしようとは考えないことです。
さらに,絶対に損したくないという考えの人はこうした場面では合理的な判断ができず余計に損を拡大させてしまうかもしれません。
そういう意味でもやはり投資という行為は避ける方が良いでしょう。
確かに投資をしないリスクというのも存在はします。
しかしながら,投資をしなくても消費や浪費,納税といった場合を除けば数字としてのお金が減ることはありません。
キャッシュ萩原こと経済ジャーナリストの荻原博子さん曰く,「投資をして死んだ人はいても,投資をしなくて死んだ人はいない」とのことです。
投資にも向き不向きがあります。
無理にしなくてもよいのではないでしょうか?
まとめ
今回は第0回として投資をしないほうがよいひとの特徴を4つご紹介しました。
マネー系ブログなのに投資について後ろ向きな内容の記事となりましたが,これには中立的な情報をお伝えするという管理人のポリシーに依るものです。
逆に言えば,この記事を読んでも不快にならなかった方,この記事でご紹介した特徴に当てはまらなかった方,そういった方々であれば第1回以降のマネリテシリーズの内容に進む準備ができていると判断できるかもしれません。
ということで今回はここまで。
次回からはいよいよ本編シリーズのスタートです。
第1回ではそもそもお金とはなんぞやというところから始まり,その価値の変動,そして運用の必要性についてご紹介していきます。
それでは今回はこの辺で。
サヨナラ,サヨナラ,サヨナラ~
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