【体験記】初めての確定申告! 


最近,確定申告に行ってきたため,その様子と感想を記録しておきたいと思います。

はじめに,私は(少なくとも現時点では)税金や確定申告のプロではない為,正確な情報をお求めの方はより正確な情報源を探されることを強く推奨いたします。

しかし,今回の私の体験と感想が少しでも誰かの参考になればと思いここに記録する次第です。

ということで今回は気軽に読んでいただければと思います。

注意:
投資はあくまで自己責任で行うものです。また,当ブログは特定の投資行為を推奨するものではありません。ゆえに当ブログでは一切の責任を負いかねます。
詳しくはブログポリシーのページをご確認の上ご了承ください。
今回は投資に関する記事ではありませんが,必要な情報の詳細はご自身で十分にご確認いただけますよう予めお願い申し上げます。

*また,今回の記事は私の記憶をもとにした体験記です。それゆえ,内容は私の記憶に依存し,登場人物の発言内容が一言一句同じとは限りません。加えて,今回は特に私の感情や個人的な主張がふんだんに盛り込まれた記事となっておりますので大丈夫な方のみ先にお進みください!




キーワード

  • 確定申告
  • 控除
  • 税金
  • 還付金
  • 痛税感   などなど

当日の流れ

はじめに,確定申告自体はネットからでもできます。
つまり私が今回行ったのは,正確には確定申告の相談会ということになります。

確定申告相談会は確定申告シーズン(主に2月頃)に税務署で行わています。
確定申告について右も左もわからない!という方は,お住いの地域にある最寄りの税務署に行って相談しましょう。

その際に,源泉徴収票や証券会社から送られてくる年間取引報告書などを忘れずに持っていきましょう。

詳しく知りたい方のために,国税庁のサイトの該当するページのリンクを貼っておきます。

参考:確定申告の際にご持参いただくもの(国税庁)

税務署に着くとまず,受付で検温され,目的を聞かれて整理券を渡されました。
新型コロナウイルス感染症の影響で,密にならないように待合室か車の中で待ってくださいと言われました。

順番が回ってきたので,再度受付に行くと案内に従って2階の奥の部屋に行くように言われたので,その通りに奥の部屋へ。

すると,メガネのおじさんが出てきて申告書類を出してください見たいなことを言われました。

また,持っていた整理券にあった記入欄に住所や氏名,生年月日,電話番号を書くように言われました。

私は整理券に記入しつつ持って行った,給与所得の源泉徴収票と証券会社の年間取引報告書を出しました。

源泉徴収票については一通り目を通して,次に証券会社から送られてきた特定口座の年間取引報告書をみてヒトコト。

税務署のメガネおじさん:
「ここが黒字になっているのでこれについては申告しなくて良いですね。」

ここで私はふと疑問に思ったことが。
私(心の声):
「確か,配当金については配当金控除というものが有ったような気が…。」

千円にも満たない額とはいえ,配当収入があったため使える控除は使いたいということで,

私:「配当収入があるのですが…。」

メガネおじさん:
「ここが黒字で終わっているので大丈夫です。」

私(心の声):
「そうですか。ちゃんと見てるのかな?配当控除にも何らかの条件があって私の場合は受けられないのかな…?せっかく確定申告に来たのに,なんか残念だなぁ…。」

その後,メガネおじさんの案内に従って,スマホ申告のコーナーへ。
そこからは,バイトと思われる若い女性の方に案内してもらう事に。

*私の住んでいる地域では確定申告の時期になると税務署から確定申告の相談バイトの求人が出ます。お金が稼げる上に確定申告の知識も得られるなんてとても魅力的なバイトだなぁと思います。いつかは自分もやってみたいと思っていたのでとても印象に残っています。

その女性の案内に従ってネットから申告するためのIDやパスワードを発行。
次にいよいよ実際の申告というところで,またまた申告する収入関係の書類を見せることに。

ここで私は
私(心の声):
「バイトであろうこの人は純粋な対応してくれるかも。さっきの人が見落としていた可能性もあるよね。(とはいえ,税務署職員でありながら見落としていた,故意に無視したなんてことがあっていいのか?)。仮に結果として控除にならなくても聞くだけで損はしないよね…」

ということでダメもとで,その女性の方にも聞いてみることに。

私:
「すいません,先ほどあちらでも聞いたんですが。配当収入があって,配当控除というものが有るらしいのですが…。」

バイトさん:
「そうなんですか!ちょっと確認してきますね。」

さっきのメガネおじさんのもとへ行くバイトさん。
そして,隣のコーナーにいたメガネおじさん再び登場。

メガネおじさん:
「配当金もあったんですね~。(軽い口調で)」

私:
「さっきも言ったのですが(ボソッと小声で)」

メガネおじさん:
「配当金があるとスマホからはできないのでパソコンの方からやってください。」

私:
「…。(間違えたのはそっちなのに謝罪も無くなぜ軽い対応なのだろう💢)」

バイトさんが戻ってきて今度はパソコンから申告を行うことに。

バイトさん:
「すみませんが,この場合はスマホからだとできないのでこちら(パソコンのあるほう)へお願いします。」

私:
「さっきもあちらで言ったのですが…。(ボソッ)お手数おかけしてすみませんが,少ない額とはいえ、配当控除というものがあると聞いたので…。」

バイトさん:
「いえいえ,少しでも還ってくるならそのほうがいいですもんね~」

私(心の声):
「バイトさんの方は良心的な人そうだけど,正職員よりバイトさんの方がしっかりしているのってどうなんだろう…?」

このようなやり取りの後,バイトさんに言われた通りに申告書類を作成していきました。

書類の作成と言っても,パソコンに表示された画面の案内通りに源泉徴収票や年間取引報告書に記載された数字をただ淡々と該当箇所に模写(入力)していくだけだったので,意外と簡単で少々驚きました。

せっかくバイトさんが(他の人のところも回りながら)順番に教えてくれるのに,次に来た時には私が勝手に見様見真似で入力を進めて待っているので,内心「分かるんだったら来るな」と思われていたかもしれません…。

そして入力していくと,最終的に「還付金額は○○円です」と表示されました。

戻ってきても数千円くらいだろうと思っていたのですが,実際に還付される金額は予想していた額のなんと3倍以上でした。

これには正直とても驚きました。
しかし冷静に考えてみると…。

・そもそも還付額ということは余計に取られていた分が返ってくるのであって,本来であればそもそも最初から取られないのが理想。
(申告前は還付金はランチ1回分などとのんきに外食に充てるつもりでいたが,取られていた額が還ってきただけであり,うかつに消費に充ててよいお金ではない。)

・低所得ボンビーな私でさえこれだけの還付がある。
でも還付額が予想以上に多いということは,取られた(盗られた)金額はもっと大きい。

・もし確定申告しなかったら,今回還付された金額さえドブに捨てることに!!

ということが言えます。
本当に税金怖いの一言に尽きます。

さて予想以上に多い還付金の額に驚いた後に,還付金の振込先などを入力して。

バイトさん:
「お疲れさまでした。これで申告は終わりになります。」

私:
「(ポカーン、これだけで終わりなの?)。あの~,本当にこれだけで終わりなのでしょうか。それともこの後,作成した書類をまたどこかに提出しないといけなとか…?」

バイトさん:
「本当にこれで終わりで大丈夫ですよ。これで1ヵ月後くらいには指定した口座に還付金が入金されます。」

私:
「良かったです。安心しました。」

はい,本当にこれだけで終わりだそうです。
確定申告ってなんだか煩雑で面倒なイメージだったのである意味拍子抜けしたような感じでした。

最後に,作成した書類の控え?などをホチキス留めして,封筒に入れて渡してくれました。

バイトさん:
「これらの書類は最低5年間保管してください。」

私:
「えっと,やっぱり5年以内に何か手続きとかが必要なのでしょうか?」

バイトさん:
「いえいえ,今回申告した分について何かあれば税務署方からご連絡するのですが,その期限が5年間ということになっています。」

私:
「ということは,特に何もなければ5年経ったらそのまま破棄してしまっても?」

バイトさん:
「はい,大丈夫です」

私:
「わかりました。ありがとうございます。それではお世話になりました~。」

バイトさん:
「はい,お疲れさまでした~。」


こんな感じで,わたくしの人生初の確定申告がめでたく完了しました。

まとめに代えて

 さて,人生初の確定申告に挑むにあた私はこれまでに聞いたある噂を意識しました。

それは「税務署職員が自分から節税の方法を教えてくれることはない」ということです。

そのような先入観がある状態で確定申告に挑んだわけですが,上記の通りこの噂は真実だったようです。
むしろ,「聞いても教えてくれない」の方が適切なんじゃないかと感じるほどでした。

今回、メガネおじさんが単に配当の欄を見逃していただけなのか,あるいは故意にスルーしようとしていたのかはわかりませんが。

一方で,税金の取り立てに関しては税務署や役所の税務課は仕事が早いという話も聞きます。

また,確定申告をしたからこそ今回還付金という形で盗られた税金が返ってくるわけですが,税務署や公務員が申告をしない人のために態々還付金が受け取れるから申告してくださいと教えてくれることもありません。

これは,税金の原則が「取りやすいところから取る」。
そして,「バカからはいくら搾取してもよい」ということだからでしょうか?

このような体験をしたこともあり,今回の確定申告は私が本格的に税について勉強しなくてはと思うキッカケになりました。
(極端ですが税理士資格の取得も目指してみようかと思うほどにです。)

ということで今回みなさまにお伝えしたいことは以下のとおりです。

  • 確定申告をしよう
  • 還付金額を目撃し一度驚こう
  • これらの体験を通して,痛税感を養おう


ちなみに,私が今回確定申告相談に行こうと思ったキッカケが以下の動画です。




当ブログのオススメYoutubeチャンネルの一つとして既に勝手に紹介させていただいていますが,動画が毎日更新されるので私も可能な限り毎日見ています。

という訳で,いつものようにこの動画を見ているときに耳に入ってきた「配当控除」というキーワードが私を確定申告会場に向かわせるきっかけとなりました。

その後,さらに以下の動画で確定申告について少しお勉強をして翌日確定申告へ向かったわけです。



これらの動画のおかげで私は今回少しまともな確定申告ができたのではないかと考えています。リベ大関係者の皆様にはこの場で間接的にですが御礼申し上げます。


確定申告をしたからといって,必ずしも還付を受けられるとも限らず,場合によっては追加徴税になることもあるそうですが,どちらにせよ確定申告に関する知識は重要そうです。

生まれてから1度も確定申告をしたことがないという方は,一度試しに税務署へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
何か新しい発見があるのではないかと思います。

また,その際にこの私の体験記も何らかの役に立てれば幸いです。


それでは,またいつか。
サヨナラ~。